読み・書き・そろばんは?

お勉強の基本は読み・書き・そろばん(計算)ですね。これは小学校でみっちり身に着けます。エスペラントは学び始めると同時に読み・書きも始めるので、それは問題なさそうです。さてエスペラントの小学校はないと思います。すると計算はどうなるのでしょう?

掛け算の九九

そういえば英語でかけざんの九九というのも聞いたことがありませんが、どうやって覚えているのでしょう?日本語と違って英語の数は規則的でないので大変でしょうね。その点エスペラントは規則的なので日本語同様簡単なはず。

例によってネット上で探してみました。ありました。

著者:Waner Marriere Arrda.
タイトル:Elementa Kalkullibreto por Infanoj
     エレメンタ  カルクルリブレート   ポル   インファーノイ
     基本的な  計算小冊子 ための 子供たち
https://www.eduinf.waw.pl/esp/lern/librejo/0013/elementa_kalkullibreto_por_infanoj.pdf

56ページからなる計算の本です。これで計算は大丈夫です。

しかぁ~し、この本を最後までちゃんと読める人はどのくらいいるのかなぁ?
難しいのではありません。たとえば足し算の表、引き算の表、掛け算の表、割り算の表を練習するだけで挫折するのではないでしょうか?

掛け算の例をひとつあげます。たとえば

8 x 4 = 32 ok multiplikita per kvar estas tridek du
オク  ムルティプリキータ  ペル  クヴァル  エスタス  トゥリデク  ドゥ
(8 かけられる によって 4 では 32)
を81個覚えなくてはなりません。

もう少し改良して
8 x 4 = 32 ok kvar oble estas tridek du
オク  クバル  オブレ エスタス  トゥリデク  ドゥ
(8 4 倍 で 32)

もっと改良して
8 x 4 = 32 ok kvar tridek du
オク  クヴァル  トゥリデク  ドゥ
でいいんじゃない?
日本の掛け算の九九とおんなじだ。

上の本では足し算、引き算、掛け算、割り算の表を作っているのでどの計算か見分ける必要がありましたが、覚えるのは掛け算の九九だけで十分、ということを私たちは知っています。
そうしたら「はち し さんじゅうに」でいいですよね。
エスペラントも同じやり方で好きな節をつけてリズムよく唱えるとすぐ覚えられます。

しかし上の例のように k kと続くとところが何か所か出てきて、唱えていると躓きます。
そこでkをひとつ省略してしまってもよいのではないでしょうか。
8 x 4 = 32 o’ kvar tridek du  オッ クヴァル  トゥリーデク  ドゥ
これで掛け算の九九はばっちりですよ。
ウヌ ウヌ ウヌ、ウヌ ドゥ ドゥ、 ・・・・ウヌ ナウ ナウ
・・・・
ナウ ウヌ ナウ、 ナウ ドゥ デク オク、 ・・・・ナウ ナウ オクデク ウヌ
ためしてみてください。

おっと肝心の数の数え方を言ってなかったですね。日本語と同じく規則的です。
0 nulo ヌーロ
1unu ウヌ
2 du ドゥ
3 tri トゥリ
4 kvar クヴァル
5 kvin クヴィン
6 ses セス
7 sep セプ
8 ok オク
9 naŭ ナウ
10 dek デク 20 dudek 30 tridek …….90 naŭdek
11 dek unu 12 dek du ……….19 dek naŭ
100 cent ツェント 110 cent dek 120 cent dudek ………..190 cent naŭdek
200 ducent 300 tricent ……. 900 naŭcent
1000 mil ミル 2000 du mil 3000 tri mil …… 9000 naŭ mil
とりあえず4桁まで。

20はdudek、200はducentなのに、どうして2000はdumilじゃなくてdu milなのかなぁ?
たいしたことじゃないと思いつつも、のどに刺さったトゲだよね。

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