LaVerdaKoro_033

テキスト

Ankaŭ esperantaj libroj estas, sed ili iras de mano al mano. La unua originala verko de Julio Baghy «Li kaj Ŝi» jam estas tute malpura, la folioj falas el ĝi. La germanaj esperantistoj havas bonajn vortarojn, lernolibrojn. La hungaroj, kiuj ne scias la germanan lingvon, uzas tiun vortaron, kiun la supra verkisto kunmetis kaj mane skribis por ili. Ĝi estas en du ekzempleroj. Unu el ili havas kiel amikan donacon, Ŝaroŝi, lia plej bona fratamiko.
Dum la gaja babilo la kelneroj (nu, ne veraj; unu estas gimnazia profesoro hejme) alportas kafon kun kukoj. La kafo estas en tasoj, kiujn la militkaptitoj faris el ladaj skatoloj de konservaĵoj. Sed la kafo estas vera kaj ne tia, kian la militkaptitoj faris el bruna pano
super forta fajro en la rusaj kazernoj. La humoro estas vere tre korkaresa.
— Gesamideanoj, dekkvin diversaj nacioj sidas kune en paca harmonio ĉi tie — diras la japana kapitano Oba. — Ĉu ne estas bele, ĉu ne estas esperdone?
— Ho, jes! Vivu Esperanto! — krias la tuta societo.
— Malgranda insulo. La insulo de la Espero en la oceano de la homa malespero — diras Jozefo Mihalik, la hungaro.
— Sed de tiaj malgrandaj insuloj nova forto kaj freŝa enegrio iros por labori post la fino de la milito — diras Zinner, la aŭstro.

(FT
エスペラントの本もあります。しかし、それら(本)は手から手へと渡っています。 ユリオ・バギーの最初のオリジナル作品<彼と彼女>はすでに完全に汚れていて、(複数の)紙片が本から出て落ちています。
ドイツのエスペランティスト達は優れた辞書、教科書を持っています。 ドイツ語を知らないハンガリー人達はこの辞書を使います、上述の作家(バギー)が彼ら(ハンガリー人たち)のために作成し、手書きしたもの。 それ(辞書は)は2部の冊の中にあります。 そのうちのひとつは、彼(バギー)の兄弟のような親友であるシャロシが友好的な贈り物として持っています。
陽気なおしゃべりの間、ウェイター(まあ、本物ではありません。1人は自宅の高校の先生です)がケーキ付のコーヒーを持ってきます。
コーヒーは捕虜が保存用のブリキの缶から組み合わせて作ったカップに入っています。しかし、コーヒーは本物であり、捕虜がロシアの兵舎の強い火の上で茶色のパンから作った、そんなのではありません。 気分はとても心優しいです。
「15カ国の男女の仲間がここで仲良く調和して座っています」。 「いいんじゃないですか、希望を与えんですね」と日本の大場大尉は言っています。ああ、そうだ、エスペラントばんざい! と会の全員が叫びます
小さい島。 人間の絶望の大海にある希望の島とハンガリー人のヨセフ・ミハリクが言います。しかし、そのような小さな島々から、戦争が終わった後、新しい力と新鮮なエネルギーが働くために行くでしょうとオーストリア人のジンナーは言います。

経過

1. Antaŭ (Ankaŭ) esperantaj libroj estas, sed ili iras de mano al mano.  La unua origina la verko de Julio Baghy <Li kaj Ŝi> jam estas tute malpura, la folioj falas el ĝi.

(FT
エスペラントの本もあります。しかし、それら(本)は手から手へと渡っています。 ユリオ・バギーの最初のオリジナル作品<彼と彼女>はすでに完全に汚れていて、本の外側に葉がついています。
(FT
エスペラントの本もあります。しかし、それら(本)は手から手へと渡っています。 ユリオ・バギーの最初のオリジナル作品<彼と彼女>はすでに完全に汚れていて、葉っぱが本から出て落ちています。
(UK
「葉っぱが本から出て落ちています」の「葉っぱ」を修正してもらえば良いと思います。
*folioは「葉っぱ」ですが、そこから転じていくつかの意味があります。
 本の場合folioといえば何をさしているでしょうか?

(TH
FTさん、 folio folioj が葉っぱ以外の意味を持つときがあります。薄くてひらひらする物ですね。
La verda koro de Julio Baghy havas multajn pagxojn.(aux foliojn).
Malnova libro perdis kelkajn foliojn el multaj pagxoj.
Folioの別の意味に気づかれましたか? 気づけば、UKさんのおっしゃる通り、FTさんの訳文は完了!!
(FT
エスペラントの本もあります。しかし、それら(本)は手から手へと渡っています。 ユリオ・バギーの最初のオリジナル作品<彼と彼女>はすでに完全に汚れていて、(複数の)紙片が本から出て落ちています。

2. La germanaj esperantistoj havas bonajn vortarojn, lernolibrojn. La hungaroj, kiuj ne scias la germanan lingvon, uzas tiun vortaron, kiun la supra verkisto kunmetis kaj mane skribis por ili. Ĝi estas en du ekzempleroj. Unu el ili havas kiel amikan donacon, Ŝaroŝi, lia plej bona fratamiko.

(FT)
ドイツのエスペランティスト達は優れた辞書、教科書を持っています。 ドイツ語を知らないハンガリー人達はこの辞書を使います、
上述の作家(バギー)が彼ら(ハンガリー人たち)のために作成し、手書きしたもの。 それは2部のコピーがあります。 そのうちのひとつは、彼の親友であるシャロシが友好的な贈り物として持っています。
(UK)
*「作成し」たというよりは、何かを何かとkunmetiして、それに手書きしたのだと思います。
*Ĝi estas en du ekzempleroj. ĝiが2冊の辞書の中にあります。enを見落とさずに。
*最後の文は訳の通りで良いと思いますが、「彼の親友」の「彼」とは誰のことでしょうか?
 「彼」を間違えるとここが謎の文章になってしまいます。

*ここの部分のいきさつは次のように考えられます。
バギーはハンガリー人学習者のために自分の作品とエス独辞典をkunmetiしました。その辞書にハンガリー語訳を手書きで入れました。
そうした間に合わせの辞書を2部作り、そのうちの1冊をエスペラント仲間であるŜaroŝiに友情の証として贈りました。
*fratamikoって独特の表現ですね。本物のfratoではなく、ただのamikoでもなく。
(FT)
ドイツのエスペランティスト達は優れた辞書、教科書を持っています。 ドイツ語を知らないハンガリー人達はこの辞書を使います、
上述の作家(バギー)が彼ら(ハンガリー人たち)のために作成し、手書きしたもの。 それ(辞書は)は2部の冊の中にあります。 そのうちのひとつは、彼(バギー)の兄弟のような親友であるシャロシが友好的な贈り物として持っています。

3. Dum la gaja babilo la kelneroj (nu, ne veraj; unu estas gimnazia profesoro hejme) alportas kafon kun kukoj.

(FT
陽気なおしゃべりの間、ウェイター(まあ、本物ではありません。1人は自宅の高校の先生です)がケーキ付のコーヒーを持ってきます。

4. La kafo estas en tasoj, kiujn la militakaptitoj faras(faris) el ladaj skatoloj de   konservaĵoj. Sed la kafo estas vera kaj ne tia, kian la militkaptitoj faris el  bruna pano super forta fajro en la rusaj kazernoj. La humoro estas vere tre korkaresa.

(FT
コーヒーは捕虜が保存用のブリキの缶から作っているカップに入っています。しかし、コーヒーは本物であり、捕虜がロシアの兵舎の強い火の上で茶色のパンから作ったものではありません。 ユーモアはとても心温まるムードです。
(UK
*… ne tia, kian …の雰囲気を訳に反映させるとどうなりますか?
*ユーモアはhumuro、ではhumoroは?
(FT
コーヒーは捕虜が保存用のブリキの缶から組み合わせて作ったカップに入っています。
しかし、コーヒーは本物であり、捕虜がロシアの兵舎の強い火の上で茶色のパンから作った、そんなのではありません。 気分はとても心優しいです
(UK
*普段は「苦ければコーヒー」とばかりに劣悪な代替品で済ませているのですね。
*humoroはそういう意味だと思います。

5. –Gesamideanoj, dekkvin diversaj nacioj sidas kune en paca harmonio ĉi tie—diras la japana kapitano Oba.
Ĉu ne estas bele, Ĉu ne estas esperdone?  –Ho, jes Vivu Esprtanto!  –krias la tuta societo.

(FT
15カ国の男女の仲間がここで仲良く調和して座っています?日本の大尉、大場はつぎのように言います。
きれいじゃないですか、うまくいきませんか? -ああ、そうだ、エスペラントばんざい! と会の全員が叫びます
(UK
*大場大尉の発言は”Gesamideanoj, ..”から ”…esperdone?”までですね。
*beleは「きれい」ですが、日本語では形容する対象によって表現を変えます。
 天気がbeleだったら「晴れ」とか。この場合はどうでしょう?
*Ĉu ne estas esperdone? はĈu ne estas bele? と同様に反語表現です。
 それらしく訳すとどうなりますか。
(FT
「15カ国の男女の仲間がここで仲良く調和して座っています」。「いいんじゃないですか、希望を与えんですね」と日本の大場大尉は言っています。ああ、そうだ、エスペラントばんざい! と会の全員が叫びます。
(UK
*ここは感極まる場面ですよね。「希望を与えん」と文語調になりちょっとおしゃれです。

6. –Malgranda insulo. La insulo de la Espero en la oceano de la homa malespero– diras Jozefo Mihalik, la hungaro.
–Sed de tiaj malgrandaj insuloj nova forto kaj freŝa energrio iros por labor post la fino de milito–diras Zinner, la aŭstro.

(FT
小さい島。 人間の絶望の大海にある希望の島とハンガリー人のヨセフ・ミハリクが言います。しかし、そのような小さな島々から、戦争が終わった後、新しい力と新鮮なエネルギーが働くでしょうとオーストリア人のジンナーは言います。
(UK
 –Sed de tiaj malgrandaj insuloj nova forto kaj freŝa energrio iros por labori post la fino de milito — diras Zinner, la aŭstro.
*iros por laboriにより忠実に訳したらどうなるでしょうか?
(FT
人間の絶望の大海にある希望の島とハンガリー人のヨセフ・ミハリクが言います。
しかし、そのような小さな島々から、戦争が終わった後、新しい力と新鮮なエネルギーが働くために行くでしょうとオーストリア人のジンナーは言います。
(UK
*その通りだと思います。
 サウザンアイランドドレッシングで言えばピクルスが決め手ーと脈絡のない連想。

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