Marta_010

テキスト

— Jen tiel, — ŝi diris, leviĝinte de la genua pozicio kaj turnante al la senmova virino la vizaĝon, ruĝigitan de la blovekscitado de la fajro: — mi ekbruligis fajron, kaj tuj estos al vi pli varme kaj pli lume.

(KT
 ほら、そのように – 彼女は、ひざまずいた姿勢から立ち上がり、火を吹き起こして赤くなった顔をじっとしている女性に向けて/向けながら言いました: – 私は火を点けました、そしてすぐにあなたにとって、もっと暖かく、明るくなるでしょう。

経過

1. — Jen tiel, — ŝi diris, leviĝinte de la genua pozicio kaj turnante al la senmova virino la vizaĝon, ruĝigitan de la blovekscitado de la fajro: — mi ekbruligis fajron, kaj tuj estos al vi pli varme kaj pli lume.

(KT
– ほら、そのように – 彼女は、ひざまずいた姿勢から立ち上がり、火を吹き起こして赤くなった顔をじっとしている女性に向けて/向けながら言いました: – 私は火を点けました、そしてすぐにあなたにとって、もっと暖かく、明るくなるでしょう。
(UK
OK
です。
(KT
新しく学んだ単語:
genua pozicio: ひざまずいた姿勢
bloveksciti: [他] (火を)吹いて起こす
ekbruligi fajron: 火をつける、点火する
(UK
いろいろな姿勢や火の起こし方については多くの表現がありそうです。そういうのを作って遊ぶのも面白いかもしれません。

メモ1

(KT)
-ante の形は、「○○しながら」と覚えましたが、leviĝinte の「-inte」の形の場合、日本語では「○○した後に~(主になる動詞よりも前に行われた行為)」が訳として妥当でしょうか?
(UK
ここではdiris を中心に-it, -intならそれより前、-antなら同時進行ですね。
ruĝigitaとleviĝinteの順番は文法的にはわかりませんが、立ってから吹けるはずがないという文脈からriĝigitaの方が前に起こっています。
同時進行とは言っても日本語としては「顔を向けながら言う」(顔が動いている)のはちょっと不自然な感じです。
「顔を向けて言う」(顔が止まってからでも同時と見ていいでしょう)の方がいいかなと思います。
といいながらもし両方書いてなかったら-antを見逃さなかったかどうか確認の質問をしたと思います。

メモ2

(KT
la vizaĝon, ruĝigitan de la blovekscitado de la fajroの「ruĝigitan」の使い方が少し気になりましたが、上記をひとつの「体格を伴う目的語のかたまり」として捉え、翻訳致しました。
(UK
それでいいです。
単純に言えばŝi diris, …kaj turnante … la ruĝigitan vizaĝon です。
ruĝigitaの原因を説明するとvizaĝonから離れてしまうため、その後ろへ持ってきて形容詞句としています。
日本に訳す都合から見ると最後に「顔」に戻らなくてはならないため面倒な文ですが、素直に取れば、la vizaĝonの 様子を「その顔は~」「その顔は~」と思いつくままにいくらでも並べていける便利なやり方だとわかります。
la vizaĝon, ruĝigitan de la blovekscitado de la fajro, malpurigitan de fulgo, sur kiu la okuloj estis turniĝantaj pro tro da spirado, ….

そして、訳には問題ありませんが、もうひとつ注目して欲しいのは

メモ3

(UK)
mi ekbruligis fajron, kaj tuj estos al vi pli varme kaj pli lume.
の後半の無主語文です。
Estos al vi pli varme kaj pli lume.
天気だけでなく、その場の状況を指すときも無主語文が使えるんですね。
私だと無主語文を思いつかずfajroを主語にしたぎこちない文で説明するでしょう。
これは次の文で薪の分量を言うときも使われています。

(AM)
AMです。
UKさんの丁寧な説明で分かりやすくなったと思います。
cxi tiel : この訳を「こんな風に」と訳すと状況が分かりやすくなると思います。「こんな風に」というとcxi tiel と言いたくなりますが、
これと、それ、あれを特別に区別する必要がない時には、tielで 充分目の前のことを指すことができます。ここではマルタ(主人公の女性)が実地に火の起しかたを教えているのでしょう。

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