Marta_013

テキスト

Post la eliro de la knabino en la ĉambro ekregis granda silento, interrompata nur de la kraketado de la fajro, kiu brulis sur la kameno, kaj de la bruo de la strato, kiu obtuze kaj neklare atingadis la mansardon.
La virino en funebra vesto sidis sur la kanapeto, la infano en la unua momento ploris, poste ĝi alpremiĝis al la brusto de la patrino, silentiĝis kaj laca endormiĝis.
La virino apogis la kapon sur la manplato, per la brako ŝi ĉirkaŭis la malgrandan talion de la infano, kiu dormis sur ŝiaj genuoj, kaj per senmovaj okuloj ŝi rigardis la tremetantan brilon de la flamo.
Kun la foriro de la fidela kaj sindonema servistino foriris de ŝi la lasta homa vizaĝo, kiu estis atestanto de ŝia estinteco, la lasta apogo, kiu restis al ŝi post la malapero de ĉio, kio antaŭe servis al ŝi kiel apogo, helpo kaj subteno.
Ŝi restis nun sola, elmetita al la volo de la sorto, al la malfacileco de la soluleco, al la forto de siaj propraj manoj kaj kapo, kaj kune kun ŝi estis nur tiu malgranda, malforta ekzistaĵeto, kiu povis nur ĉe ŝia brusto serĉi ripozon, de ŝia buŝo postuli kareson, el ŝia mano atendi nutron.
Ŝia domo, kiu estis iam aranĝita por ŝi de la amanta mano de edzo, nun, forlasita de ŝi, akceptis en sian internon novajn loĝantojn: la bona, amata homo, kiu ĝis nun ĉirkaŭadis ŝin per amo kaj bonstato, de kelke da tagoj kuŝis en la tombo…

(UK
その少女が出て行った後、部屋の中は、暖炉で燃える炎が弾ける音、そして鈍くぼんやりと屋根裏部屋に届く通りの騒音によってだけ破られる大いなる沈黙が支配し始めた。
喪服の女性は小さい長椅子に座っていた。その子供は最初泣き、後に母親の胸に体を押し付けて静かになった。そして疲れた子供は眠り込んだ。
その女性は頭を手で支え、腕を膝の上で寝ている子供の小さな腰に回し、動かない目で震える炎の輝きを見つめていた。
忠実で献身的な召使が去るととともに彼女から最後の人の顔、彼女の過去の証人でもあり、以前には彼女のよりどころとして、助けとして、また下支えとして彼女に仕えたすべてが消えたあと彼女に残されていた最後のよりどころでもあったものが立ち去った。
彼女はいまひとりで、運命の意志に、一人であることの困難さに、自身の持つ手と頭の力の前に晒された。そして彼女と一緒にいるのは、ただその小さな弱い存在、ただ彼女の胸に休息を探し、口に愛撫を求め、彼女の手からの食べ物を待つだけの存在だけだった。
彼女の家、かつて夫の愛の手で彼女のために用意され、いまは彼女の手から離れて新しい住人を中に受け入れている。善良な愛しい人、これまで彼女を愛と恵まれた環境で囲んでくれたその人は、数日前から墓に横たわっている。

経過

1.   Post la eliro de la knabino en la ĉambro ekregis granda silento, interrompata nur de la kraketado de la fajro, kiu brulis sur la kameno, kaj de la bruo de la strato, kiu obtuze kaj neklare atingadis la mansardon.

(UK
その少女が出て行った後、部屋の中は、暖炉で燃える炎が弾ける音、そして鈍くぼんやりと屋根裏部屋に届く通りの騒音によってだけ破られる大きな静寂が支配し始めた。
 *大きな静寂:適切な訳は?喪失感の大きさを表していると思うのですが。
(TM
「大きな静寂」 でもいいと思いますが、私がふっと浮かんだのは 「大いなる沈黙」 かな?
(UK)
その少女が出て行った後、部屋の中は、暖炉で燃える炎が弾ける音、そして鈍くぼんやりと屋根裏部屋に届く通りの騒音によってだけ破られる大いなる沈黙が支配し始めた。

2.   La virino en funebra vesto sidis sur la kanapeto, la infano en la unua momento ploris, poste ĝi alpremiĝis al la brusto de la patrino, silentiĝis kaj laca endormiĝis.

(UK
喪服の女性は小さい長椅子に座り、その子供は最初泣き、後に母親の胸に体を押し付けて静かになりそして疲れて眠り込んだ。
 *ĝi … silentiĝis, kaj laca endormiĝis: ĝi … silentiĝis, kaj (estinte) laca, endormiĝis.と解釈。
(AM
Mi sola vizitis lin. という例があります。mi は代名詞ですから、形容詞がついてもよいのでは。
(UK
**kaj ĝi sola endormiĝisですね。すっきりしました。

喪服の女性は小さい長椅子に座り、その子供は最初泣き、後に母親の胸に体を押し付けて静かになりそして疲れたその子供は眠り込んだ。

(TM
喪服の女性はxxxした、 子どもはxxxだった  と、 一つひとつの分が短い方が意味が強まるかも。 また、 「la] 「その少女」「そのこども」「その女性」  などそのが多いと固くなるようです。
(UK
喪服の女性は小さい長椅子に座っていた。その子供は最初泣き、後に母親の胸に体を押し付けて静かになった。そして疲れた子供は眠り込んだ。

3.   La virino apogis la kapon sur la manplato, per la brako ŝi ĉirkaŭis la malgrandan talion de la infano, kiu dormis sur ŝiaj genuoj, kaj per senmovaj okuloj ŝi rigardis la tremetantan brilon de la flamo.

(UK)
その女性は頭部をてのひらの上にもたせかけ、彼女の腕を膝の上で寝ている子供の小さな腰に回し、動かない目で震える炎の輝きを見つめていた。
*apogis la kapon sur la manplato:kapoは日本語の「頭」ではなく顎から上全体。手のひらに乗せたのは「顎」、「頬」あるいは「頭の横」になると思う。それ以外だと炎を見つめることができない。
(AM)
    ここまで考えこまなくても。でも日本語で「頭」というと「手の平に頭をゴロッと載せた」みたいで不気味ですね。「頭部」としたのは適切だと思います。
(UK)
**はは、すみません。どうやったのかなと想像したらどこを乗せたのか気になってしまいました。
(TM)
位置関係が判りにくかったようですね。   以下の訳でもわかりますか?  ~ 女性は頭を手で支え、腕を膝の上で寝ている子供の小さな腰に回し、
(UK)
その女性は頭を手で支え、腕を膝の上で寝ている子供の小さな腰に回し、動かない目で震える炎の輝きを見つめていた。

4.   Kun la foriro de la fidela kaj sindonema servistino foriris de ŝi la lasta homa vizaĝo, kiu estis atestanto de ŝia estinteco, la lasta apogo, kiu restis al ŝi post la malapero de ĉio, kio antaŭe servis al ŝi kiel apogo, helpo kaj subteno.

(UK)
忠実で献身的な召使が去るととともに彼女から最後の人の顔、つまり彼女の過去の証人であり、以前には彼女のよりどころとして仕えたすべてが消えたあとに残された最後のよりどころであり、助けであり、下支えであったその顔が去った。
*次のように解釈しました:
Kun la foriro de la fidela kaj sindonema servistino foriris de ŝi la lasta homa vizaĝo,
   kiu estis (1)atestanto de ŝia estinteco,
   a lasta (2) apogo,
      kiu restis al ŝi post la malapero de ĉio,
         kio antaŭe servis al ŝi kiel apogo,
   (3)helpo,
(AM)
    去っていったのは、la lasta homa vizagxo とla lasta apogo です.
(UK)
**やはりそちらでしたか。
(AM)
por kio, , 以下をpor cxio kio,,,としたのはよいと思います。por tio kio,,でもよいと思いますが。
   kaj (4)subteno.
(UK)
**忠実で献身的な召使が去るととともに彼女から最後の人の顔、彼女の過去の証人でもあり、以前には彼女のよりどころとして、助けとして、また下支えとして彼女に仕えたすべてが消えたあと彼女に残されていた最後のよりどころでもあったものが立ち去った。

5.   Ŝi restis nun sola, elmetita al la volo de la sorto, al la malfacileco de la soluleco, al la forto de siaj propraj manoj kaj kapo, kaj kune kun ŝi estis nur tiu malgranda, malforta ekzistaĵeto, kiu povis nur ĉe ŝia brusto serĉi ripozon, de ŝia buŝo postuli kareson, el ŝia mano atendi nutron.

(UK
彼女はいまひとりで、運命の意志に、一人であることの困難さに、自分の手と頭が持つ強さ*の前に晒された。そして彼女と一緒にいるのは、ただその小さな弱い存在、ただ彼女の胸に休息を探し、口に愛撫を求め、彼女の手からの食べ物を待つだけの存在だけだった。
*自分の手と頭の強さ=強く見える訳になってしまった。ここでは自分の手と頭だけの頼りない力だと思う。

(AM)
    自身の持つ手と頭の力の前に、  ではどうでしょう。
(UK)
**なるほど強さではなく力とするところがミソですね。そうすると今まで自分ではなにもしたことがない不安が出てきますね。

彼女はいまひとりで、運命の意志に、一人であることの困難さに、自身の持つ手と頭の力の前に晒された。そして彼女と一緒にいるのは、ただその小さな弱い存在、ただ彼女の胸に休息を探し、口に愛撫を求め、彼女の手からの食べ物を待つだけの存在だけだった。

6.   Ŝia domo, kiu estis iam aranĝita por ŝi de la amanta mano de edzo, nun, forlasita de ŝi, akceptis en sian internon novajn loĝantojn: la bona, amata homo, kiu ĝis nun ĉirkaŭadis ŝin per amo kaj bonstato, de kelke da tagoj kuŝis en la tombo…

(UK
かつて夫の愛の手で彼女のために用意された家はいまは彼女の手から離れて新しい住人を中に受け入れている。これまで彼女を愛と良い環境で囲んでいた良き愛された人は数日前から墓に横たわっている。
(TM
「彼女の家、かつて夫の愛の手で~」 強調するために「家」を先に持ってくるのはどうでしょうか?同じように次も、
(TM
「善良な愛しい人、これまで彼女を愛と恵まれた環境で囲んでくれたその人は、数日前から・・・」  とすると夫のいいひとがらがみえてきませんか。
(UK
***彼女の家、かつて夫の愛の手で彼女のために用意され、いまは彼女の手から離れて新しい住人を中に受け入れている。
善良な愛しい人、これまで彼女を愛と恵まれた環境で囲んでくれたその人は、数日前から墓に横たわっている。

付記

喪服の女性と幼女の名前、および年齢

幼女の名前の初登場:9ページでアパートに着いて「ここに住むの?」と母親に尋ねる場面
喪服の女性の名前の初登場:マルタの名前は15ページで初めて登場します。アパートに引っ越してさあこれから新しい生活になると覚悟を決めたところで、マルタの過去が簡単に語られます。
その中で16ページに子供が生まれて5年間暮らした後、夫が急病に倒れ間もなく亡くなった、とあります。そして引っ越しの場面につながると思うので、この段階でヤーニョは5歳の前半だと思います。
マルタは16歳で母親を失い、「間もなく」父親を失います。その直前に結婚し、「間もなく」ヤーニョが生まれて5年後に夫を失います。したがってマルタはこのとき、「間もなく」が0であっても21歳、それぞれ仮に1年、1年とすると23歳です。多くとも25歳にはなっていなかったでしょう。

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