Marta_012

テキスト

La 12a traduko: 6a linio de la 11a paĝo ĝis 10a linio de-subo de la 11a paĝo*

—Ho, ne tio, kara sinjorino!—ekkriis la knabino,—por vi mi en la plej malluma nokto irus al la fino de la mondo…sed…miaj novaj gesinjoroj morgaŭ tre frue matene elveturas el Varsovio, kaj ili ordonis al mi veni antaŭ la vesperiĝo. Mi devas iri ĉar ili hodiaŭ ankoraŭ min bezonos…
Ĉe la lastaj vortoj la juna servistino kliniĝis kaj, preninte la blankan manon de la virino, volis levi ĝin al sia buŝo. Sed la virino subite leviĝis kaj ĵetis ambaŭ brakojn ĉirkaŭ la kolon de la knabino. Ambaŭ ploris, la infano ankaŭ komencis plori, kaj per ambaŭ manetoj ĝi kaptis la superveston de la servistino.
—Ne foriru, Sonjo!—kriis Janjo,—ne foriru! ĉi tie estas tiel terure, tiel malĝoje! 
La knabino kisis al sia estinta sinjorino la brakojn, la manojn, premis al sia koro la plorantan infanon.
—Mi devas, mi devas iri!—ŝi ripetadis plorĝemante,—mi havas malriĉan patrinon kaj malgrandajn fratinojn, mi devas labori por ili…
La virino en funebra vesto levis la palan vizaĝon kaj rektigis sian elastan talion.
—Mi ankaŭ, Sonjo, mi ankaŭ laboros,—ŝi diris per voĉo pli forta ol tiu, per kiu ŝi ĝis nun parolis,—mi ankaŭ havas infanon, por kiu mi devas labori…
—Dio vin ne forlasu, kaj Li vin benu, mia plej kara sinjorino!—ekkriis la juna servistino, kaj, ankoraŭ unu fojon kisinte la manojn de la patrino kaj la plorantan vizaĝon de la infano, ŝi, ne rigardante returne, elkuris el la ĉambro.

(TH)
します。他の皆さんも意見なんでもお送りください。
―ほ、そんなことはありません、奥様!―少女は叫び—貴女のために私は、どんなに暗い夜だとしても世界の果てまで行くかもしれない…しかし…わたしの新しい雇い主は 明日の早朝にワルシャワから離れます、そして彼らは私に夕刻前に来るよう命じました。彼らが今日まだ私を必要とするので、私は行かねばなりません。
お終いの言葉のところで 若い使用人は身をかがめ、女性の白い手を取り、手を自身の口に上げようと欲した。しかし女性は突然立ち上がり、少女の首に両腕を投げかけた。二人とも泣き、子供も泣き始め、子供は小さい両手で使用人のオーバーを握りしめた。
―行かないで、ソーニョ!―とヤーニョが叫ぶ、―行かないで!ここは恐ろしくて悲しいわ!
少女は自分のかつての奥様の両腕、両手にキスをして、泣きじゃくる子供を自分の胸に抱いた。
―私は…私は行かなくては!―彼女は泣き呻きながら繰り返した、―私には貧しい母と小さい妹たちが居て、私は彼らのために働かねばなりません…
喪服に身を包んだ女性は青ざめた顔を上げ そして自分のしなやかな腰を真っ直ぐ伸ばした。
―私もだわ、ソーニョ、私も働くわ、―彼女は今まで話していた声より、もっと強い声で言った、―私にも子供がいるわ、その子のために私働くわ…
―神が貴女を見捨てませんように、さらに私の最もたいせつな奥様を神が祝福してください!―と若い使用人は叫んだ、そして、もう一度その母親の両手と子供の泣き顔にキスして、彼女は、振り返って見る事なく、その部屋から立ち去りました。

経過

1. —por vi mi en la plej malluma nokto irus al la fino de la mondo…

(TH)
—貴女のために私は、最高に暗い夜に世界の果てまで行くかもしれない…
(AM)
  *「最高に暗い夜でも、、、」 を「どんなに暗い夜だとしても、、」
(TH)
—貴女のために私は、どんなに暗い夜だとしても世界の果てまで行くかもしれない…

2. Sed la virino subite leviĝis kaj ĵetis ambaŭ brakojn ĉirkaŭ la kolon de la knabino.

(TH)
しかし女性は突然立ち上がり、少女の首に両腕を投げた。
(AM)
少女の首に両腕を投げた。–「投げかけた」ではどうでしょうか。
(TH)
しかし女性は突然立ち上がり、少女の首に両腕を投げかけた。

3. Ambaŭ ploris, la infano ankaŭ komencis plori, kaj per ambaŭ manetoj ĝi kaptis la superveston de la servistino.

(TH)
二人とも泣き、幼児も泣き始め、幼児は小さい両手で使用人のオーバーを握りしめた。
(AM)
  *ここでの登場人物は3人です。マルタの子供のことをla infanoと言ったりしていますが、この子は前に出てきたときには、いわゆる「幼児」の年齢ではありませんでした。
同じ人間のことを指すのに、様々な単語を使うという表現方法に注意が必要です。文学作品では多い手法です。
エスペラントや外国語の文例ではよく見ます。
(TH)
二人とも泣き、子供も泣き始め、子供は小さい両手で使用人のオーバーを握りしめた。

4. —Mi devas, mi devas iri!—

(TH)
―私はねば、私は行かねば!
(AM)
私は行かなくては、――行かねばでもよいですが、抜けていたので。、
(TH)
―私はねば、私は行かなくては!
(UK)
日本語では「ねば」の前に動詞がないと落ち着かないので「行く」と言うのに詰まると「私は」で止まってしまうような気がします。そこで
―私は、私は行かなくては! あるいは ―私は…私は行かなくては!
という感じではいかがでしょうか。
(TH)
―私は…私は行かなくては!

5. kaj rektigis sian elastan talion.

(TH)
そして自分の柔軟な腰を真っ直ぐ伸ばした。
(TH)
そして自分の柳腰を真っ直ぐ伸ばした。
(AM)
TMさんの説を採用しましょう。
(TM)
THさんが     elasta talio  「  柳腰」に直したのは私の説明不足でした。
   elasta    柔軟な…しなやかな、たおやかな、 そんな風情を「柳腰」と言うよね、、と言いましたがこれは男性から見た女性の身体表現じゃないかしら?”柳腰の男性”とはいわないですからね。 なので 「柳腰」はなしとしてください。  ” しなやかな” でどうでしょうか?
(TH)
喪服に身を包んだ女性は青ざめた顔を上げ そして自分のしなやかな腰を真っ直ぐ伸ばした。

6. —mi ankaŭ havas infanon, por kiu mi devas labori…

(TH)
―私も、私が働かなければならない子供を持っているわ…
(AM)
私が働かねばならないーーエス構文の直訳でなくてもよいのではないですか。
(TH)
―私にも子供がいるわ、その子のために私働くわ…

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