Copilot プレビュー

ChatGPTが話題になっているが、私はBingからそれを使っていた。少しバージョンが古いらしいが、手間がいらない。今日タスクバーの検索窓の隣に妙なアイコンがついているのに気づき、クリックしてみたら「Copilotプレビュー」なるものが出てきた。どうやらBingがアップグレードしているらしい。そのアイコンをクリックすると右側の通知の欄にBingが現れる。これは他の作業をし続けたまま問い合わせができて好都合だ。
試しにKio estas nova?と問いかけてみた。

すると詳しい説明が出てきたが要約すると
1.PMEGの最新版と連携した
2.Wikibooksの「エスペラント入門」と連携した
3.retejo Tatoebaと連携した
ということのようだ。
私はPMEGのファンで、たえずあっちをみたりこっちを見たりしているので、問い合わせに対してどんな答えを返してくれるか楽しみである。
いつも話し相手がいる人は必要ないだろうが、私のような引っ込み思案には筆談でもいつでも話に応じてくれる相手がいるのはありがたい。今まで試したところではかなりまともなまともな答えを返してくれる。答えが少し長すぎるのが難点だと言えばぜいたくだが、そこはチャットの良い所で、相手に気遣うことなく飛ばし読みをすればよい。

もちろん人間相手とは勝手が違う。たとえば次の質問をしてみる。
Mi volas aŭdi unu bonan ŝercon.
するとこう答えてきた。
Edzo al la edzo: „Nun mi iros por kvin minutoj al najbarino, ne forgesu ĉiun duonhoron turni viandon en la bakujo.“ 
Fonto: Jozef Borský, 1111 anekdotoj en Esperanto1
そして面白かったか?と尋ねるのだ。二重の意味でおもしろい。これでBingが「冗談」をどうとらえているのかがわかる。本当に冗談を言い始めたらちょっと怖い。
相手が機械とはいえやっぱりお世辞は必要だよね。Mi ridegis. Dankon.と答えた。そして気持ちよくBonan nokton.の挨拶を交わした。

追記  10/9

いまサークルで輪読している「マルタ」の娘ヤーニョはその父親が亡くなったとき何歳だったかと問い合わせてみました。するとヤーニョはマルタの息子で父親が亡くなったときは3歳、その後、母親が一人で息子を立派に育てるとありました。その息子は父親の知性と理想主義を引き継ぎ、実際的な知恵と愛の心を母親の性格から受け継いだと答えてきました。
私:ヤーニョはマルタの娘
Bing:あなたは間違っている、ヤーニョは息子です。
私:マルタに息子はいませんでした。
Bing:そんなことない。納得してもらえなくて残念です。話題を変えましょう。
…という具合におもしろいことになりました。
AIは情報が見つからないと「わからない」とは言わず、他の要素を組み合わせて勝手な答えを作り出すようです。ヤーニョについてはなんとなくザメンホフについて、その両親の情報を妙にまぜこぜにして答えている印象を受けました。

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