LaVerdaKoro_052

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テキスト

Ĉapitro 9: El la taglibro de Marja p67 l-6~p68 l-4

—- Terure! —- kaj mi devis fermi miajn okulojn pro la sanga bildo, kiun tiuj vortoj aperigis antaŭ mi.
—- Frumateni, kun kelkaj el miaj kamaradoj mi kuris en la urbon kaj… kaj ni portis la malfeliĉulon en nian hospitalon.
—- Kaj la kuracisto, kion diras?
Koluŝ faris geston, kiu mortigis ĉiun esperon.
Subite teruro kaptis mian koron pro li, kiu estas nun ie en la militkaptiejo. Sed kiel? En kia stato?
—- Koluŝ, kion vi aŭdis pri la militkaptitejo? Ĉu Nadai?
—- Ĉu ankaŭ la militkaptitejo?…
—- Oni diras.
—- Dio, Dio, miaj kamaradoj… Ĉu ne sufiĉas, vi, kruela Dio?!  Vi!  

Kaj li forkuris.

La…—-an de… 1920
Du tagoj pasis. Kiaj du tagoj! Mi pensis, ke mi freneziĝos.
Japanaj patroloj marŝis sur la stratoj. Ĉiumomente ili trumpetis. Japanaj rajdistoj galopis tra la urboj en ĉiu horo. Ili haltigis la homojn, parolis en lingvo nekomprenebla por ni.
Kaj mi sciis nenion pri Paŭro.
La kazernoj estis plenaj de rusaj soldatoj. Ili fariĝis militkaptitoj de la japanoj… kaj nun ili estas liberaj. Ĉiuj liberaj! La japanaj standardoj estas for de la domoj.
Kial? Politiko… La politiko de la amerikanoj kaj angloj ne permesas venki la politikon de la japanoj. Politiko, pro kiu miloj mortis en multaj siberiaj urboj. Dutaga venko, kiu postlasis nur novajn orfojn, novajn vidvinojn kaj kiu vestas la vivantojn en funebran koloron.
Nur hodiaŭ vespere mi revidis lin.
Kion mi sentis? Mi ne havas vortojn por priskribi miajn pensojn. Nur pri tio mi rememoras, ke niaj lipoj renkontiĝis la unuan fojon kaj en la kiso silentas la viro kaj virino kaj mi ploris, ploregis.

(UK)
恐ろしい! ―― そして私はそれらの言葉が私の目の前に出現させた血に染まった光景のために目を閉じなければなりませんでした。
(コルーシュ)早朝、何人かの仲間と一緒に私(コルーシュ)は街の中を走り…そして私たちは不幸な人(イチオ・パング)を私たちの病院に運び込みました。
(マリア)それで診てくれた先生はなんとおっしゃったの?
コルーシュはすべての希望を殺してしまうしぐさをしました。彼、いま捕虜収容所のどこかにいるあの人、のことでにわかに恐怖が私の心を捉えました。でもどうしているのだろう?どんな状態でいるのだろう?
(マリア)コルーシュさん、捕虜収容所のことについて何か聞いた?ナダイさんは?
(コルーシュ)捕虜収容所も?…
(マリア)そういう噂です。
(コルーシュ)神様、神様、私の仲間たちは… まだ足りないのですか?主よ、むごい神様。あなたです!
そして彼は走り去りました。  
1920年…月—日
二日が過ぎました。
なんという二日間だったことでしょう!私は気が狂うかと思いました。
日本の警邏隊が通りを行進していました。彼らはしきりにトランペットを吹きました。日本の騎兵たちが毎時間町を駆け抜けました。彼らはすべての人を止まらせました、そして私たちにはわからない言葉で話しました。
そしてパウロについては何もわかりませんでした。
収容所はロシア兵で一杯でした。彼らは日本の捕虜になりました…そして今は解放されました。みんな自由になりました!日本の旗は家々から取り去られました。
なぜ?政治だから…。アメリカ人とイギリス人の政治は日本人の政治が勝利するのを許さなかった。政治、そのために多くのシベリアの町で何千人もの人々が死にました。二日間の勝利、それはただ新たな孤児たち、新たな未亡人たちをあとに残し、そしてそれは生き残った人たちを喪色でおおっています。
今日の夕方になってやっとあの人に再会しました。私は何を感じたでしょう?私には自分の思いを説明する言葉がありません。
私が思い出すのは、私たちの唇が初めて触れ合い、その口づけの中で男と女は言葉もなく、そして私は泣いた、大泣きした、ただそれだけ。

経過

  1. —- Terure! —- kaj mi devis fermi miajn okulojn pro la sanga bildo, kiun tiuj vortoj aperigis antaŭ mi.

(UK)
―― 恐ろしい!―― そして私はそれらの言葉が私の目の前に出現させた血なまぐさい光景のために目を閉じなければなりませんでした。 
(TM)
sanga bildo …「血なまぐさい 」 は少女の日記には生臭くないですか? 「血に染まった」などどうでしょうか?
(UK)
はい、臭いまで書くのは行き過ぎかもしれません。
恐ろしい! ―― そして私はそれらの言葉が私の目の前に出現させた血に染まった光景のために目を閉じなければなりませんでした。

2. —- Ĉu ankaŭ la militkaptitejo?…

(UK)
――捕虜収容所も(攻撃されたの)?…
*続けてマリアのセリフと判断。
(TM)
ここは最後までマリアとコルシュのの会話ではないですか?コルーシュも気が動転して何が何だかわからなくしどろもどろで走り去ったのでは。
(UK)
――(コルーシュ:)捕虜収容所も?…

  1. —- Oni diras.

(UK)
――うわさでは。(コルーシュの言葉)
(TM)
ここは最後までマリアとコルシュのの会話ではないですか?
(UK)
--(マリア:)そういう噂です。

4. —- Dio, Dio, miaj kamaradoj… Ĉu ne sufiĉas, vi, kruela Dio?!  Vi! Kaj li forkuris.

(UK)
――神様、神様、私の仲間たちは… まだ足りないのですか?主よ、むごい神様。(コルーシュへ)*あなた!そして彼(コルーシュ)は走り去りました。
*このVi!は神への恨み言を続けているのか、まだ聞きたいことがあるのにコルーシュが去ろうとしているので呼び止めようとしたのか判断に迷いました。 
(TM)

(コルーシュの話–)—神様、神様~   主よ、むごい神様!あなたです!   そして彼は走り去りました。
(UK)
(コルーシュ:)神様、神様、私の仲間たちは… まだ足りないのですか?主よ、むごい神様。あなたです!
そして彼は走り去りました。 
(AM)
–Dio,Dio, miaj kamaradoj…Cxu ne suficxas vi, kruela Dio?! Vi! このセリフはここで終わり、Kaj li forkuris. と本ではなっています。

  1. Ili haltigis la homojn, parolis en lingvo nekomprenebla por ni.

(UK)
彼らはすべての人を止まらせました、そして私たちにはわからない言葉で話しました。
*la homojnとあるので通る人すべて例外なくということでしょうか?
(TM)
そうですね、最近のロシア兵もそうしたんでしょう?

  1. Kial? Politiko

(UK)
なぜ?政治*だから…。
*Politikoを「政治」と訳しました。この場合、具体的な政策は問題でなく、「政治」というあいまいな建て前に思惑を隠して争っているということで。

7. … La politiko de la amerikanoj kaj angloj ne permesas venki la politikon de la japanoj**.

(UK)
アメリカ人とイギリス人の政治は日本人の政治に勝つこと**を許さなかったのです。
**この文は文脈に合わないように思います。意味が反対になっています。
La politiko de A kaj B ne permesas venki la politikon de
=La politiko de A kaj B ne peremesas, ke ĝi venkas la politikon de J. 
(TM)
※ ここの主語が La politiko 述語が ne permesis, ke la politiko (de japanoj) venkas.
アメリカ人とイギリス人の政治は、日本人の政治が勝利するのを許さなかった。
上記のように読んでみました。文法的には ? ですが動揺して日記に書いた思いが伝わるのでは。
(UK)
・流れから見てそうですよね。一方で2つの勢力の争いを強調するために”venki”という表現は欠かせないのでしょう。
アメリカ人とイギリス人の政治は日本人の政治が勝利するのを許さなかった。

(AM)

* La politiko de amerikanoj kaj angloj ne permesas venki la politikon de la japanoj.
日本軍が急に町や捕虜収容所を襲って占領したけれど、アメリカやイギリスの軍は日本軍に戦いを挑まないで、政治判断で戦いを終了して、日本軍の「2日天下」に終わるようにしたということではないでしょうか。この Dutaga venkoのためにどれほどのものが失われたか!

  1. Dutaga venko, kiu postlasis nur novajn orfojn, novajn vidvinojn kaj kiu vestas la vivantojn en funebran koloron.

(UK)
二日間の勝利、それはただ新たな孤児たち、新たな未亡人たちをあとに残し、そしてそれは生き残った人たちに喪の色の服を着させました。
(TM)
※生き残った人たちを喪色でおおっています。…具体的に着させるではなく気持ち・雰囲気を覆うのでは。 
(UK)
・たしかに、実際に喪服を着たわけじゃないですね。
二日間の勝利、それはただ新たな孤児たち、新たな未亡人たちをあとに残し、そしてそれは生き残った人たちを喪色でおおっています。

  1. Nur pri tio mi rememoras, ke niaj lipoj renkontiĝis la unuan fojon kaj en la kiso silentas la viro kaj virino kaj mi ploris, ploregis.

(UK)
ただそれについては私たちの唇が初めて触れ合い、その口づけの中で男と女は黙り、そして私は泣いた、大いに泣いたということだけを覚えています。
(TM)
※ 私が覚えているのは、私たちの唇が~     そして私は泣いた、大泣きした、ただそれだけ。  (なんて乙女の日記風に、、、)
(UK)
・ああ、なるほど。雰囲気が全然違います。「黙り」というのも少し柔らかくして「言葉もなく」としてみます。
私が覚えているのは、私たちの唇が初めて触れ合い、その口づけの中で男と女は言葉もなく、そして私は泣いた、大泣きした、ただそれだけ。
(TM)
回想の部分、「rememori」 なので 「思い出す」 ですね。 上手く訳してください。
(UK)
私が思い出すのは、私たちの唇が初めて触れ合い、その口づけの中で男と女は言葉もなく、そして私は泣いた、大泣きした、ただそれだけ。

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