LaVerdaKoro_047

テキスト

Estas post la teatra prezentado.La du gefratoj ripozas.Verdire nur Iĉio Pang kuŝas trankvile.
Sunfloro pensas pri io, kion ŝi ne komprenas.Jam pli frue ŝi volis demandi sian fraton pri tio, sed ŝi havis nek okazon, nek kuraĝon.
Nun la mallumo donas kuraĝon al ŝi kaj ankaŭ la okazo ne mankas.
—-Iĉio, kial vi mensogis?
—-Ĉu mi mensogis? Kiam?
—-Hodiaŭ vespere vi fabelis, sed via fabelo ne estis la enhavo de la teatraĵo.
Post longa momento Iĉio Pang respondas.
—-Neniu scias pri la vojoj de la Vivo.
Mi pensis pri tio, ke eble iam vi povos fariĝi tia malbela princido.
—-Ĉu mi? Mi ne komprenas vin.
—- La ekstera beleco estas afero de gusto kaj tiu de la kutimo. Ĉi tie, kie multaj miloj da knabinoj, similaj al vi, vivas, vi estas bela laŭ gusto kaj kutimo, sed pensu pri tio, se iam vi estus inter multaj miloj, al kiuj vi tute ne similus. La gusto kaj kutimo de tiuj homoj trovus vin malbela. Sed la interna beleco restas ĉiam freŝa.
Post longa silento Sunfloro denove alparolas sian fraton.
—-Mi ne komprenas, kial vi diras tion al mi?
—-Mi diris jam: eble iam vi fariĝos tiu malbela princidino kaj se vi deziros havi la koron de via princido, vi devos montri vian internan belecon.
Nur post longminuta pensado Sunfloro respondis.
—-Se vi pensas pri Amiko, vi eraras. Li neniam parolis pri tia afero. Li ne amas min tiel…tiel…
—-Kaj vi, Sunfloro, ĉu vi parolis pri tio?
—-Kiel vi pensas?!
—-Vidu, nek li nek vi parolas pri tiu sento, tamen iu tria persono vidas tion, pri kio vi ambaŭ silentas. 
—-Vi forgesas, ke mi estas vera ĉinino —- ŝi protestas energie.
—Ne mi, sed vi mem forgesis pri tio.
—Ĉu mi? Per kio?
—-Pro unu vorto de Amiko vi forigis la ruĝan koloron de viaj manplatoj. Vi hontis pri la ĉina kutimo, ĉar ĝi ne estas laŭ lia placo.
—-Bagatelaĵo —- Sunfloro diras, sed ŝi sentas, ke ŝia frato estas prava.
—-Tiu bagatelaĵo montras nenion.
—-Nia patro estas tre saĝa homo kaj foje li diris al mi:<<Filo, la feliĉa aŭ malfeliĉa vivo de unu homo konsistas el mil bagatelaĵoj>>.

劇の上演の後のことだった。二人の姉弟*は休憩していた。実を言うとイチオ・パングだけが平静に横になっていた。スンフローロはなにか自分に理解できないことを考えていた。
すでにもっと早くそれについて弟に尋ねたかった、しかし彼女には機会がなく勇気もなかった。いま闇が彼女に勇気を与え、また時間はたっぷりあった。
「イチオ、どうしてあなたは嘘をついたの?」
「僕が嘘をついた?いつ?」
「きょうの夕方、あなたが童話を話したときよ。でもあなたの童話は劇の内容ではなかったわ。」
しばらくしてからイチオ・パングは答えた。
「人生がどうなっていくのかは誰もわからない。僕はいつか君があのような醜い王女になりうるということについて考えたんだ。」
「私が?あなたの言っていることがわからないわ。」
「外見上の美しさは好みと習慣のことがらだ。君に似た幾千もの少女が暮らしているここでは、みんなの好みと習慣によれば君は美しいが、しかし、もしもいつか君が自分には全く似ていない何千もの少女たちの中にいることになったとしたらどうなのか、ということを考えてみなさい。その人たちの好みと習慣は君を醜いと認めるかもしれない。しかし、内面の美しさはいつでも新鮮なまま残る。」
長い沈黙の後、スンフローロは再び弟に話しかける。
「どうしてあなたが私にそういうことを言うのかわからない。」
「もう言ったよ。もしかするといつか君がその醜い王女になるかもしれない。そしてもし君が君の王子様の心を望むなら君は内面の美しさを示さなくてはならない。」
長く考えた後ようやくスンフローロは答えた。
「もしあなたがアミーコのことを考えているなら、あなたは間違っているわ。彼はそういうことについて話したことはないわ。彼は私を愛していない、そんなに・・・そんなには・・・」
「それで、スンフローロ、君はそれについて話したのかい?」
「なんてことをあなたは考えているの?!」
「ごらん、彼も君も自分のそういう気持ちを話していない。でも第三者には君たちが二人とも黙っているそのことが見えるよ。」
「あなたは私が本物の中国人だということを忘れているのよ。」彼女は強く抗議した。
「僕じゃない。君自身がそれを忘れているんだ。」
「私が?どうして?」
「アミーコの一つの言葉のせいで君は手のひらの赤い色を取ってしまったじゃないか。君は中国の習慣を恥じたんだよ、それが彼の好みに合わなかったから。」
「取るに足りないことだわ。」スンフローロは言ったが、しかし彼女は弟が正しいと感じた。「そんな小さなことにはなんの意味もないわ。」
「僕らのお父さんはとても賢い人だよ。そしていつか僕に言ったんだ:『せがれよ、幸福なものであれ不幸なものであれ一人の人間の人生は千の些事でできているんだ。』」

経過

1.Sunfloro pensas pri io, kion ŝi ne komprenas.

(UK)
スンフローロはあることについて考えていた、それについて彼女が理解できないことを。

(AM)
次のようにするのはどうでしょうか。ーー スンフローロはなにか、自分には理解できないことを考えていた。
(UK)
+そうですね。
スンフローロはなにか自分に理解できないことを考えていた。

2.Nun la mallumo donas kuraĝon al ŝi kaj ankaŭ la okazo ne mankas.

(UK)
今、闇が彼女に勇気を与え、また機会も不足していなかった。(時間はたっぷりあった。)
(AM)
日本文では、(時間はたっぷりあった)とするのが適切な気がします。

(UK)
いま闇が彼女に勇気を与え、また時間はたっぷりあった。

3. Post longa momento Iĉio Pang respondas.

(UK)
長い時間の後、イチオ・パングは答えた。(*長い時間:瞬間単位なので何分も経ってはいない。)
(AM)
長い時間の後:しばらくしてから、ちょっと経ってから、 時間という語はつかわないほうがよいのでは。「ちょっとの時間」といういいかたもありますが。
(UK)
しばらくしてからイチオ・パングは答えた。

4. Mi pensis pri tio, ke eble iam vi povos fariĝi tia malbela princido.

(UK)
僕はそのことを考えたんだ、おそらくいつか君があのような醜い王女になりうるということを。」
(AM)
pri tio は ke以下の文の先行詞なので、訳ではke 以下の文を直でそのまま訳すのでよいのではないでしょうか。
(UK)
僕はいつか君があのような醜い王女になりうるということについて考えたんだ。

5. Ĉi tie, kie multaj miloj da knabinoj, similaj al vi, vivas, vi estas bela laŭ gusto kaj kutimo, sed pensu pri tio, se iam vi estus inter multaj miloj, al kiuj vi tute ne similus.

(UK)
この場所、幾千もの少女、君のような、が生きているここでは、君は(ここの人たちの)好みと習慣にしたがえば美しい。しかしそのことを考えてみなさい、もしいつか君が何千もの人たちの中にいることになったらと、その人たちに君は全く似ていない。
(AM)
内容が混乱していて理解しがたいです。
sed pensu pri tio, se,以下の文を再考してください。(もしも、、、だったとしたらと)
(UK)
君に似た幾千もの少女が暮らしているここでは、みんなの好みと習慣によれば君は美しいが、しかし、もしもいつか君が自分には全く似ていない何千もの少女たちの中にいることになったとしたらどうなのか、ということを考えてみなさい。

6. —-Kiel vi pensas?!

(UK)
なんてことを(どんな風に)あなたは考えているの?!」
(AM)
kiel, kio, kiaなどの語は日本語の語と常にイコールではないので考えてしまいますね。ここでの、「なんてことを、」はぴったりではありませんか。  
(UK)
「なんてことをあなたは考えているの?!」

7. —-Vidu, nek li nek vi parolas pri tiu sento, tamen iu tria persono vidas tion, pri kio vi ambaŭ silentas. 

(UK)
「ごらん、彼も君も自分の気持ちを話していない、しかしだれか三人目の人は(傍から見れば)見て取れる、君たち二人がいずれも黙っているそのことを。」
(AM)
AM所有の本では、確かに—-が入っています。
(UK)
やはりそうですか。ありがとうございます。
「ごらん、彼も君も自分のそういう気持ちを話していない。でも第三者には君たちが二人とも黙っているそのことが見えるよ。」

8. —-Tiu bagatelaĵo montras nenion.

(UK)
「そのつまらないことには何も示していないわ。」
(AM)
場面に合った表現が欲しいところです。
(UK)
「そんな小さなことにはなんの意味もないわ。」

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