Marta_055

テキスト

Marta p44,19~

Mario ne returniĝis kaj estis jam apud la pordo de la antaŭĉambro. Tiam la juna homo alsaltis al ŝi kaj kaptis ŝian manon.
_Ĉu vi koleras min, Marinjo?Ĉu vi efektive koleras min? Nu, hontu! Ĉesu! Ĉu mi volis vin  ofendi? Ĉu vi ne scias, ke mi vin amas, kiel samgepatran, plej karan frantinon? Marinjo! Nu ekrigardu min! Kion do mi estas kulpa, ke mi estas juna? Mi pliboniĝos, vi vidos,mi nur antaŭe iom maljuniĝu!
-Dirante ĉion ĉi tion, li kisadis la manojn de la juna virion, kaj lia fizionomio prezentadis tian esprimon de interligitaj aŭ rapide sin rrecproke sekvantaj plendo, facilanimeco, malĝojo, sentemeco, plaĉemeco, ke, rigardante ĝin, oni povis ridi, aŭ foriri, levante la ŝultrojn, sed koleri tiun grandaĝan infanon oni absolute ne povis. Tial ankaŭ Mario Eudzinska, batalante momenton kontraŭ la karesoj kaj la pardonpetoj de la kuzo, finis per rideto.
_Kiom multe mi donus por tio, ke vi povu ŝanĝiĝi, Aleĉjo…
_kiom multe mi donus por tio, ke mi povu ŝanĝiĝi, Marinjo!sed…la natura karaktero ne estas servant, ĝi la lupon en la arbaron…tiras…

(SJ)
マリオは振り返らなかった。そしてすでに前室のドアのそばにいた。その時若者は彼女に抱き着き彼女の手をつかんだ。
マリーニョ、私に怒ってる?ほんとに私に怒ってる?ねえ、恥じなさい!止めて!あなたを怒らせるようなことをした?私は同じ両親(実の兄弟)、最も親しい姉としてあなたを愛していることをあなたはしらなかったの?マリーニョ!私を見て!何について罪ですか?私が若いことが(罪ですか)?私がもっと賢くなって、ただその前に少しだけ大人になることが必要だということをあなたは知るでしょう。
これらすべてを言いながら彼は若い女性の手にキスをした。そして彼の顔つきは互いに次々と出てくる不満、軽薄さ、悲しみ、直感、やさしさのそんな表情を見せ続けていると、肩をすくめて笑ったり、立ち去ったりできるが、いい年をした幼児を怒るなんて絶対にできない。それゆえマリオ エウドゥジンスカもその慰めに反して一瞬抵抗したしながら、いとこの謝罪は笑んでしまった。
アレーチョ、あなたは変わることができるのなら、そのためにどれほどたくさん与えることだろうか。
マリーニョ、私だって自分が変わることができるならそのためにどれほどたくさん私は与えただろう。しかし、天性の個性は従事者ではない。それは狼が森の中へ、、、導いていく、、、

経過・解説

1.  Mario ne returniĝis kaj estis jam apud la pordo de la antaŭĉambro. Tiam la juna homo alsaltis al ŝi kaj kaptis ŝian manon.

(SJ)
マリオは振り返らなかった。そしてすでに前室のドアのそばにいた。その時若者は彼女に飛び掛かり彼女の手をつかんだ。
(UK)
*飛び掛かり、という訳もできるのですが襲いかかったような感じがするので少し工夫を。
(SJ)
マリオは振り返らなかった。そしてすでに前室のドアのそばにいた。その時若者は彼女に抱き着き彼女の手をつかんだ。
**この方がいいでしょう。
(AM)
Ĵeti sin なら飛び掛かる感じですが。

2.  Ĉu vi koleras min, Marinjo?Ĉu vi efektive koleras min?

(SJ)
マリーニョ、怒ってる?ほんとは怒ってる?マリーニョ、私に怒ってる?ほんとに私に怒ってる?
(UK)
*koleriは自動詞と他動詞の使い方があります。ここでは目的語が入っているので他動詞になります。それを反映して目的語が入った訳がいいと思います。少なくとも2回のうちの1回は。
Nu, hontu! Ĉesu! Ĉu mi volis vin ofendi?
(SJ
ねえ、恥ずかしい!止めて!あなたを傷つけた?
(UK)
*ĉesu!は相手に要求しています。hontu!もそうだと思いますが、そうすると訳はどうなるでしょうか?
*volis vin ofendi では
 Ĉu mi vin ofendis?
 Ĉu mi volis vin ofendi? の2つではどうニュアンスが変わるでしょうか?
(SJ)
ねえ、恥ずかしい恥ずかしめいで!止めて!あなたを傷つけた怒らせたかった?
(UK)
**あれ?hontiはJEIの辞書では自動詞、PIVでは他動詞になっているぞ!PIVにはこうあります。自分の不名誉な、行儀の悪い行為や考えを恥ずかしいと意識すること。
となると、ここでhontu!というのは「(マリオが若者を置き去りにして台所に逃げてしまうことを)恥じなさい!」と非難していることになります。
(SJ)
マリーニョ、私に怒ってる?ほんとに私に怒ってる?ねえ、恥じなさい!止めて!あなたを怒らせるようなことをした?

3.  Ĉu vi ne scias, ke mi vin amas, kiel samgepatran, plej karan frantinon?

(SJ)
私は両親(と同じ)のように最も親愛なるお姉さんを愛していることをあなたはしらなかったの?
(UK)
*Mi amas vin, kiel samgepatran fratinon.
  私が(あなたの)両親と同じようにお姉さんを愛している、のか?
私とあなたが同じ両親を持っている人(つまり実の姉弟)のように愛しているのか?
(AM)
このkiel は前置詞。~として vin-=samagepatran, karan fratinon. 「~のように」としたいなら、kiel samgepatra, plej kara fratino でNはつかない。なぜなら、Mi=geepatra, plej kara fratino の形になるので。
(SJ)
 私は同じ両親(実の兄弟)、最も親しい姉としてあなたを愛していることをあなたはしらなかったの?

4.  Marinjo! Nu ekrigardu min! Kion do mi estas kulpa, ke mi estas juna?

(SJ)
マリーニョ!私を見て!若いことは 何か罪ですか? 
(UK)
*Kion do mi estas kulpa, ke mi estas juna?は変ですね。
どうしてKionなのだろう?
  Pri kio do mi estas kulpa, ke….? か
  Ĉu vere do mi estas kulpa, ke…? かなぁ、と思うのですが、自信がないです。
(AM)
対格―n-は前置詞のpri にとってかわることができます。Kion mi parolu?= Pri kio mi parolu?
“do” が、疑問文で疑問を強めるために使われていますが、そうすると、Pri kio do mi estas kulpa? とするともたもたしてしまいます。Pri kio =Kion として使うといいやすくなります。Kion の疑問に自身が答えるように、Ke mi estas juna?と問いかける分が続きます。
Kion do mi estas kulpa? Ĉu mi estas kulpa pro ke mi estas juna?ではダサい文になってしまうし、やっぱり、原文が恰好いいですね。
(SJ)
マリーニョ!私を見て!何について罪ですか?私が若いことが(罪ですか)?

5.  Mi pliboniĝos,  vi vidos,mi nur antaŭe iom maljuniĝu!

(SJ)
私はより良くなるでしょう。私はわずか少し前、少し年を取ったとあなたにはみえるでしょう。
(UK)
*ここも微妙に曖昧な文ですよね。この若者がやがてもっと良く(思慮深く)なったときに振り返ってみると”mi nur antaŭe iom maljuniĝu”ということが分かるだろう、という解釈はどうでしょうか?
maljuniĝuとなっているので、そうあって欲しい、という要望です。
(SJ)
私がより賢くなり、あなたに会ったら、以前より少しだけ大人になったとわかるでしょう。
(UK)
**私も前回読み違えました。

私はもっと良くなる。それをあなたは見る(知る)だろう。ただその前に、私はもう少し年を取ろう(これはおかしい表現なので、年をとることが必要だ、の方がいいです)。
…というような内容でどうでしょうか。私だってそのうち賢くなるさ、でも今じゃない、という図々しい言いぐさだと思います。
(SJ)
私がもっと賢くなって、ただその前に少しだけ大人になることが必要だということをあなたは知るでしょう。

6.  -Dirante ĉion ĉi tion, li kisadis la manojn de la juna virion, kaj lia fizionomio prezentadis tian esprimon de interligitaj aŭ rapide sin rrecproke sekvantaj plendo, facilanimeco, malĝojo, sentemeco, plaĉemeco, ke, rigardante ĝin, oni povis ridi, aŭ foriri, levante la ŝultrojn, sed koleri tiun grandaĝan infanon oni absolute ne povis.

(SJ)
言いながらこれがすべて。彼は若い女性の手にキスをした。そして彼の顔つきは互いの関係のそんな表情を実践した。あるいは速やかに自分を互いの次の不満、軽薄さ、悲しみ、直感、やさしさ、それをみて、笑ったり、立去ったり、肩をあげたり、しかしその年老いた子供へ怒り、人々は絶対にできない。
(SJ)
※Dirante ĉion ĉi tionがどう訳せばよいかわかりませんでした。
(UK)
*「これらすべてを言いながら」で良いと思います。
ĉion ĉi tion = ĉiujn ĉi tiujn aferojnの代わりに使っているようです。通常は並記する場合以外は名詞(的相関詞)を直接並べることはありません。
Diranteとありますので、それをしながら、何か別のことをしている場面です。
(SJ)
※lia fizionomio prezentadis が主語と動詞でその修飾が良くわかりませんでした。
(UK)
*kaj lia fizionomio prezentadis tian esprimon
  de interligitaj aŭ rapide sin rerciproke sekvantaj
   plendo, facilanimeco, malĝojo, sentemeco, plaĉemeco,
  ke,
   (rigardante ĝin,) oni povis ridi, aŭ foriri, levante la ŝultrojn,
   sed
   koleri tiun grandaĝan infanon oni absolute ne povis.
彼の顔つきはそのような表情を見せ続けました(どんな?)
  一緒にした、または、互いに次々と続いて出てくる
plendo, facilanimeco, malĝojo, sentemeco, plaĉemeco, (といったもの)
 ke(それで、そんな様子を見ていると)
   ridiや foriri (levante ŝultrojn)はできるが
   そのいい年をした幼児をkoleriなんてoni absolute ne povis.
(SJ)
言いながらこれがすべてこれらすべてを言いながら彼は若い女性の手にキスをした。そして彼の顔つきは互いの関係の一緒にした、または互いに次々と出てくる不満、軽薄さ、悲しみ、直感、やさしさのそんな表情を実践した見せ続けていると、肩をすくめて笑ったり、立ち去ったりできるが、いい年をした幼児を怒るなんて絶対にできない。
(UK)
**これらすべてを言いながら彼は若い女性の手にキスをした。そして彼の顔つきは互いの関係の不満、軽薄さ、悲しみ、直感、やさしさを一緒にした、または互いに次々と出てくるきている、そんな表情を実践した見せ続けているので、笑ったり、肩をすくめて立ち去ったりすることはできるが、いい年をした幼児を怒るなんて絶対にできない。(aŭとうていできやしない。)
(AM)
  
ここの解説はよいと思います。
(SJ)
これらすべてを言いながら彼は若い女性の手にキスをした。そして彼の顔つきは互いに次々と出てくる不満、軽薄さ、悲しみ、直感、やさしさのそんな表情を見せ続けていると、肩をすくめて笑ったり、立ち去ったりできるが、いい年をした幼児を怒るなんて絶対にできない。

7.  Tial ankaŭ Mario Eudzinska, batalante momenton kontraŭ la karesoj kaj la pardonpetoj de la kuzo, finis per rideto.

(SJ)
それゆえマリオ エウドゥジンスカもその慰めに反して打たれた瞬間、そしていとこの謝罪は笑みで終わった。
(UK)
*batateではなくbatalanteですね。手にキスをし続けるというkaresoと謝罪に対して一瞬戦った(抵抗した)のですが、結局は微笑んでしまったことになります。
(SJ)
それゆえマリオ エウドゥジンスカはその慰めに反して打たれた瞬間`一瞬抵抗したしながら、そしていとこの謝罪は笑みで終わった。んでしまった。
**それゆえマリオ エウドゥジンスカもいとこのその慰めと謝罪に反して打たれた瞬間`一瞬抵抗したしながら、そしては微笑みで終わった。んでしまった。
(UK)
**finiは他動詞なので finis per ridetoは変でfiniĝis per ridetoでなければいけないと思います。
(AM)
UKさん、
E-Japana Vortaroに、Kiu komencas tro frue, finas malfrue. という文例があります。 komenci は、他動詞、自動詞だから問題ないですが、
ここでfiniĝas malfrueという感じではないですね。Mi finas mian parolon.  Mi finas per tiu vorto.* mian parolon を省いても行けそうに思いますが。
言えるのはここまでです。
**batalante momenton = batalante dum momento (時間や数量をあらわすときは前置詞の代わりに-nを使うことができる。ここの-nはdumの代わりであってbataliの目的語ではない。)
(SJ)
それゆえマリオ エウドゥジンスカもその慰めに反して一瞬抵抗したしながら、いとこの謝罪は笑んでしまった。

8.  Kiom multe mi donus por tio, ke vi povu ŝanĝiĝi, Aleĉjo…

(SJ)
アレーチョ、あなたは変わることができる、そのためにどれほどたくさん私はに与えただろう(UK)
*donusなので仮定法です。~のためならどれほど多くのものを与えることか
(SJ)
アレーチョ、あなたは変わることができるのなら、そのためにどれほどたくさん私はに与えただろう
(UK)
**これでほぼ良いと思いますが、2点。-uでは時の表現ができませんが、この若者が変わる可能性があるのは未来のこと、また、それが(無理だろうけど)可能ならマリオはなんでも惜しみなく与えるだろう、と言っています。したがって文末は「…与えることだろうか」というような表現がよいと思います。
(SJ)
アレーチョ、あなたは変わることができるのなら、そのためにどれほどたくさん与えることだろうか。

9.  _kiom multe mi donus por tio, ke mi povu ŝanĝiĝi, Marinjo!sed…la natura karaktero ne estas servant, ĝi la lupon en la arbaron…tiras…

(SJ)
マリーニョ、あなたは変わることができる、そのためにどれほどたくさん私は与えただろう
しかし、天性の個性は従事者ではない。それは狼が森の中へ、、、引っ張る、、、
(UK)
*ここはマリオの口真似をして、私だって自分が変われるためならいくらでも与えるだろう(犠牲を払う)と言っています。まだふざけていますね。
(SJ)
※ĝi la luponをどう訳してよいかわかりませんでした。
(UK)
*ĝi la lupon en la arbaron…tirasはLa Esperoの文と同じ使い方です。
Ne al glavo sangon soifanta ĝi la homan tiras familion
生来の性質は従僕ではなく(主人なのだから逆らえず)、それが狼(=私)を森へ(マリオが諫めているような行為へ)導いていく(ので自分でもどうしようもないんです)
(SJ)
マリーニョ、私だって自分が変わることができるならそのためにどれほどたくさん私は与えただろうしかし、天性の個性は従事者ではない。それは狼が森の中へ、、、導いていく、、、(UK)
**これでいいと思います。

Marta_054      Marta_056☞

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です