Marta_019

テキスト

La 19a traduko/ la 15a paĝo 14a linio — la 16a paĝo 2a linio      takubo hideo

La estinteo de Marta Swicka estis mallonga koncerne la jarojn, simpla koncerne la okazintaĵojn. Marta naskiĝis en nobela bieno ne tre luksa kaj riĉa, sed bela kaj komforta. La bieno de ŝia patro, kiu troviĝis en la malproksimeco de nur kelke da mejloj de Varsovio, konsistis el kelke da centoj da hektaroj da semotaŭga tero, flororiĉa, sufiĉe granda herbejo, bela betula arbareto, kiu liveris hejtan materialon en vintro kaj belajn promenojn en somero, el vasta ĝardeno plena de fruktarboj kaj el bela dometo kun ses frontaj fenestroj, elirantaj sur rondforman herbotapiŝe kovritan korton, kun verdaj gajaspektaj fenestrokovriloj, kun balkono kun kvar kolonoj, kiujn ĉirkaŭvolvis puncofloraj faboj kaj trikoloroj kun belaj violkoloraj kalikoj.
 Super la lulilo de Marta sekve kantis najtingaloj kaj maljunaj tilioj balancis siajn seriozajn fruntojn, rozoj floris kaj tritikaj spikoj rulis ondojn da oro. Kliniĝadis super ĝi ankaŭ la bela vizaĝo de la patrino kaj varmegaj kisoj kovradis la nigraharan kapeton de la infano. La patrino de Marta estis virino bona kaj bela, la patro estis homo klera kaj ankaŭ bona. La sola infano de tiuj gepatroj kreskis meze de amo de homoj kaj de karesoj de bonstato. La unua doloro, kiu trafis la ĝis tiam sennuban vivon de la bela, gaja kaj vigla knabino, estis la perdo de la patrino. Marta havis tiam la aĝon de dekses jaroj, ŝi malesperis iom da tempo, ŝi sopiris longe, sed la juneco metis sanigan balzamon sur la unuan vundon de ŝia koro, ruĝo refloris sur ŝia vizaĝo, la gajeco, esperoj kaj revoj revenis.

(TH

 マルタ スヴィツカの過去は年月に関して短く、出来事に関しては簡単でした。マルタは豪勢でもすごく金持ちでもない貴族の農園に生まれた、しかし美しく快適でした。その農園は彼女の父親のもので、それはワルシャワからほんの数マイル離れた場所に見つかります、その農園は種蒔きに適した土地で数百ヘクタールの広さがあり、花いっぱいの充分広い草原と、美しい白樺の林が有り、その林は冬には暖房用の材料をもたらし夏には素敵な散歩を提供した、さらに農園には広い果樹園と、さらに庭に面して6つの窓がある美しい館があり、その窓々は円形の芝生の絨毯に覆われている庭に面している、窓には緑の陽気に見える窓隠しがついています、そして4本の円柱のあるバルコニー、その円柱をベニバナインゲン豆と美しい紫色のがくのスウィートピーが巻き付いていました。マルタの揺り籠の上でナイチンゲールが歌いそして年老いた菩提樹は重厚で太い枝〃を揺らしていた、バラが咲きそして小麦の穂が黄金の波を揺らした。揺り籠の上には母親の美しい顔も傾げられ、そして赤ん坊の黒髪の小さい頭に熱い口付けが注がれました。マルタの母は品がよく美しい婦人でした、父は賢くそして良い人間でした。そういう両親のただ一人の子供として人々の愛情とよい環境のふれあいの中心で成長しました。
最初の苦しみは母親との死別でした、その時まで美しく陽気で活発な少女の曇りの無かった人生を苦しみが襲いました。マルタは当時16歳でした、彼女はしばらく絶望し、彼女は長く恋しがりました、しかし若さが彼女の心の最初の傷の上に健康にする妙薬を置き、 彼女の表情に生気が再び花咲きました、陽気さと希望と夢が戻りました。

質疑応答・解説

1. Marta naskiĝis en nobela bieno ne tre luksa kaj riĉa, sed bela kaj komforta. La bieno de ŝia patro, kiu troviĝis en la malproksimeco de nur kelke da mejloj de Varsovio, konsistis el kelke da centoj da hektaroj da semotaŭga tero, flororiĉa, sufiĉe granda herbejo, bela betula arbareto, kiu liveris hejtan materialon en vintro kaj belajn promenojn en somero, el vasta ĝardeno plena de fruktarboj kaj el bela dometo kun ses frontaj fenestroj, elirantaj sur rondforman herbotapiŝe kovritan korton, kun verdaj gajaspektaj fenestrokovriloj, kun balkono kun kvar kolonoj, kiujn ĉirkaŭvolvis puncofloraj faboj kaj trikoloroj kun belaj violkoloraj kalikoj.

(TH)
マルタは豪勢でもすごく金持ちでもない貴族の農園に生まれた、しかし美しく快適でした。その農園は彼女の父親のもので、それはワルシャワからほんの数マイル離れた場所に見つかります、その農園は種蒔きに適した土地で数百ヘクタールの広さがあり、花いっぱいの充分広い草原と、美しい白樺の林が有り、その林は冬には暖房用の材料をもたらし夏には素敵な散歩を提供した、農園には果樹で一杯の広い庭と、6つの表側の窓を備えた小さい家があり、家から出ると円形の草の絨毯に覆われた庭に行き、緑の陽気に見える窓隠し、そして4本の円柱のあるバルコニー、その円柱をひなげし色のそら豆と美しい紫色のがくの三色スミレが巻き付いていました。
*ここは1文が長く、kun verdaj gajaspektaj fenestrokovriloj は何処につながるのか?
 わかりません?農園の細かい様子がチンプンカンプンです。UKさんよろしく助けを頼みます。
UK)
**このやっかいな文章については次のように考えてみました。
La bieno…..konsistas
1. el …semotaŭga tero(数百ヘクタールの農地!)
2. ….herbejo(これも広いですね)
3. ….betula arbareto…(樺の林、散歩するのに十分な広さ)
4.el vasta ĝardeno….(果樹が一杯の広い庭)
5.el bela dometo…(小さい家=貴族にしては小さいという意味でしょう。)
 そして次が問題ですが、あとはどう見ても窓について言っています。家には
ses frontaj fenestrojがあって、それは
  1)elirintaj sur … korton(庭に面している。)
  しかしそれはfrontaj fenestrojと矛盾しないか?
kortoは通常は中庭ですが、単にlibera spacoという意味で使うこともあるそうです(Vikipedio)。

Eliri:❹ 古 〔部屋・窓などが〕 面している, =fronti al: La fenestro eliris sur la korton. その窓は庭に面していた 〔前置詞の後ろの対格は方向を示す〕.(JEIの辞書)

2)kun ….fenestrokovrilo
(これは何?まさかカーテンでは?あるいは窓の外側に覆いがあるか?)
  3)kun balkono kun kvar kolonoj(バルコニーとそれを支える柱)
**balkonoは持ち送りで支えられていることが多いですが、この”dometo”ではいくつかの窓に共通のbalkonoがあり、それを支えるのが4本の柱なのだと思います。
**他にも謎があります。
・puncofloraj faboj ソラマメの花は紫のシアン系なのでひなげしの紅色とは反対側の色ではないか?
・紫のガクを持つ三色スミレとは何か?
・そもそもこれらは柱に巻き付く植物なのか?
・おそらく日本で普通に見るソラマメや三色スミレと違う種類なのかなぁと想像しています。

(TH)
…さらに農園には広い果樹園と、さらに庭に面して6つの窓がある美しい館があり、その窓々は円形の芝生の絨毯に覆われている庭に面している、窓には緑の陽気に見える窓隠しがついています、そして4本の円柱のあるバルコニー、…
*UKさんの説明でだいぶ明白に理解が可能になりました。
*6つの窓の緑色kovriloj             はポーランドの冬の雪に対して窓を守る両開き扉の事だと思います。あるいは跳ね上げ式の扉かもしれません。自然災害から窓を覆うUKさんの推測に賛成です。
(AM)
kun ses frontaj fenestroj, elirantaj sur rondforman herbotapisxe kovritan korton
 elirantaj 以下kovritan kortonまでは前のfenestrojを修飾している形容詞句で、「中庭に張り出している」という感じなのではないかと思います。sur…kovritan kortonと、体格の-nが付いているから、「~の上に」という具合に。
訳は赤字で書かれている文通りでよいと思いますが。
(TH)
*皆様、punofloraj faboj   の植物がわかりません?
(UK)
***Puncofloraj fabojについて調べてみました。
 ソラマメは自立していて紫の花が咲くと思います。日本でもベニバナインゲン(右図)はまさにpuncoflora fazeoloに該当すると思いますが、別名は紫花豆だということなので、色については適当でいいのかもしれません。
 またVikipedioによるとfaboとよく似たfazeoloは区別しないことも多いそうですし、インゲンは何かに絡みついて成長する種類があるのでこの可能性が高いと思います。
***三色スミレ・パンジーで柱に巻き付く種類は見つかりませんでした。
三色スミレ trikolora violo、三色パンジー trikolora panseoということなのでtrikolorojがスミレ・パンジーを指しているかどうかわからないですね。他のツタ植物で名前は忘れたけどたぶん三色くらいのやつ…という程度かもしれません。
(TM)
一つ、柱に巻き付いた豆は今でいうスイートピー(花豆?)ではないでしょうか? 紅色のがあったのでしょうね。
その下の方に三色すみれの鉢植えが取り囲んでいる、わっ、想像力あるうー!
(UK)
スイートピーもそうなんですね。これもどちらかというとインゲンの仲間みたいです。もっとも私にはソラマメかインゲンマメか見てもわからないのですが。食べ方が違うのかな。
あっ、スイートピーのマメと鞘は毒なんだ。食べてはいけないそうです。
(TH)
…そして4本の円柱のあるバルコニー、その円柱をベニバナインゲン豆と美しい紫色のがくのスウィートピーが巻き付いていました。…

2. Super la lulilo de Marta sekve kantis najtingaloj kaj maljunaj tilioj balancis siajn seriozajn fruntojn, rozoj floris kaj tritikaj spikoj rulis ondojn da oro. Kliniĝadis super ĝi ankaŭ la bela vizaĝo de la patrino kaj varmegaj kisoj kovradis la nigraharan kapeton de la infano.

(TH)
マルタの揺り籠の上でナイチンゲールが歌いそして年老いた菩提樹は重厚な姿を揺らしていた、バラが咲いたそしてヒナゲシの雄しべが黄金の波を揺らした。揺り籠の上には母親の美しい顔も傾げられ、そして赤ん坊の黒髪の小さい頭を熱い口付けが注がれました。
(UK)
**tritikaj spikojとは?
(TH)
*皆様、tritikaj spikoj の植物がわかりません?
(UK)
***植物=花という頭になっているでしょ。tritikoですよ。グルテンが豊富なので粉にして使うと粘り気がありよく膨らみます。私はよく似たhordeoの方しか実際には見ていないと思います。こっちはでんぷん質なので米と混ぜて炊きました。お勧めは1割未満。多く入れすぎると黒くなってびちゃびちゃになります。
(AM)
Seriozajn fruntojn これは何でしょうね。菩提樹の枝でしょうか。
Tritikaj spikoj  小麦の穂 *UKさんの説明の方が念入りですね。
(TM)
また、麦の穂の黄金色の波打つ景色をTHさん、思い浮かべてみましょう。
そんな風に想像して先へ行きましょう。
(TH)
マルタの揺り籠の上でナイチンゲールが歌いそして年老いた菩提樹は重厚で太い枝〃を揺らしていた、バラが咲きそして小麦の穂が黄金の波を揺らした。

3. La patrino de Marta estis virino bona kaj bela, la patro estis homo klera kaj ankaŭ

(TH)
マルタの母は善人で美しい婦人でした、父は賢くそして良い人間でした。
(UK)
**善人には違いないと思いますが、ここでは、善悪よりも気の良さとか品の良さを表現した方がいいと思います。
(TH)
マルタの母は品がよく美しい婦人でした、父は賢くそして良い人間でした。

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